トップページ > 乳酸菌・ビフィズス菌の基礎知識「無菌の腸内は平和ボケで感染しやすい」

美容に健康に人気の乳酸菌・ビフィズス菌。その最新比較ランキングを公開。乳酸菌・ビフィズス菌の効果、効能、副作用などの情報も、最新の科学的見地から解説します。

乳酸菌・ビフィズス菌の基礎知識「無菌の腸内は平和ボケで感染しやすい」

細菌がたくさん棲息している腸管は、病原菌侵入の出発点とも言える場所ですから、免疫のバリアーも強力なものになっています。

実はこの緊迫した状態が、思わぬ効用をもたらしてくれています。

境界線のバリアーのスキをうかがう細菌たちの動きが、常に免疫を刺激し続けているために、免疫は気のゆるむヒマがなく、もし細菌が侵入することがあればいち早く対応できる状態に保たれているのです。

実際に、体の中にまったく細菌がいない無菌状態の動物は、体の中に細菌がたくさんいるふつうの動物にくらべて免疫の力が弱いことがわかっています。

たとえばモルモットに病原性の強い赤痢菌をあたえた実験では、ふつうのモルモットは感染しなかったのに対して、無菌のモルモットは感染し、死んでしまったといいます。

これは、無菌の動物では体内の細菌による刺激がないため、平和ボケしてしまって免疫の軍事力が低下しているからです。

無菌動物では、抗体という弾丸を生み出すB細胞も、ふつうの動物の3分の1くらいしかないことがわかっています。

そして無菌動物の腸内に細菌を棲みつかせると、さまざまな病原菌に対する抵抗性が生まれてくることも明らかにされています。

ただし、無菌動物に、本来の健康な動物と同じぐらいの免疫力をもたせるには、相当数の細菌を定着させる必要があります。

というのも、ふつうの健康な動物の腸内には莫大な数の、さまざまな種類の細菌が棲みついていて、それらの力関係のバランスが、免疫の正常化、ひいては感染症の予防のカギを握っているからです。

参考になさってください。

さてこうした免疫システムを健康な状態に維持してくれるのが、乳酸菌やビフィズス菌に代表される「善玉菌」です。

こうした善玉菌の力を借りながら免疫機能を元気にさせ、便秘を解消し、健康的で充実した日々を送りたいものですね。

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管理人からのコメント

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